税理士試験って何年で合格するんでしょう?
何年で合格とかデータがあると思いますが、今日は私も含め、
私の周りの受験した人の年数から見ていきます。
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合格までの年数は受験環境による。
合格までの年数は受験の時の環境やどの科目を受けるかにもよります。
大学通いながら専門学校に通っている場合と
働きながら場合とでは
勉強に割ける時間がかなり変わってきます。
ただ、ボリュームが多いから受かりにくいわけでもないですし、
ボリュームが少ないから受かりやすいというわけでもありません。
専念型なら4.5年
私の周りから考えると
専念型なら4.5年で5科目コンプリートのイメージがあります。
【1年目】 簿記 財表 受験→2科目合格
【2年目】 消費税 法人税 受験→消費合格
【3年目】 法人税 相続税 受験→法人税合格
【4年目】 相続税 受験→相続税合格
これがかなり順調に合格していったパターンです。
たまに2年3年で5科目合格される方もいますが
正直なかなかそうはうまくいきません。
私も受験仲間は多い方でしたが
2年で合格は一人もいませんでした。
最短で3年、4年でもかなり順調です。
ただ大学生のころからダブルスクールで勉強できたら
4年くらい専念できますが、
大学卒業してからの4.5年専念は
金銭的にも親への心配なども考えるとなかなか厳しいところがあります。
専念の期間は2年くらいでしょう。
働きながら勉強し始めたら8年〜10年
受験に専念時代がなく、
働きはじめてから受験をはじめた方ですと、
8年〜10年はかかるイメージです。
【1年目】 簿記 財表 受験→2科目合格
【2年目】 法人税 受験→不合格
【3年目】 法人税 受験→合格
【4年目】 消費税 受験→不合格
【5年目】 消費税 受験→合格
【6年目】 相続税 受験→不合格
【7年目】 相続税 受験→合格
働きながらですと
簿記財表が1年目で2科目合格できれば
税法科目を2年目に1科目ずつ合格していって7年目かかります。
どっかの科目でもう1.2年はかかる可能性があるので、
現実的には理想イメージの7年から1.2年プラスして8年〜10年という感覚です。
初めから税法は1科目2年は考えていると3年・4年とかかってしまうので
絶対1年で受かる!!という気持ちで臨んで
結果的に1年目はギリギリ落ちてしまった・・・
くらいで2年で合格と考えましょう。
最初から2年と考えると1年目に追い込んで勉強しなくなってしまいますので。
受験専念→働きながら受験は5.6年
さきほど専念の期間は2年くらいとお伝えしましたが
専念2年でその後就職と考えるとこんなイメージです。
■専念
【1年目】簿記 財表 受験→2科目合格
【2年目】法人税 消費税 受験→消費税合格
■就職
【3年目】法人税 受験→合格
【4年目】相続税 受験→不合格
【5年目】相続税 受験→合格
順調にいってこんな流れで5科目合格でしょう。
相続税のように就職前に一度も受験していない税法は
働きながら合格レベルに持ってこようと思うと
相当な気合が必要です。
できれば就職前に一度5科目勉強して
欲を言えばすべてを一度合格レベルまでもっていけると
就職後の勉強が圧倒的に有利になります。
最後に
私の経験から考えると
お金や時間に余裕があるのなら
就職前になるべく合格科目数は増やしておくべきです。
私は2科目合格している状態で2科目受験した後
8月に就職し、12月の合格発表で2科目とも不合格でした。
そのため働きながら3科目受験したわけですが
職場の環境にもよりますが
私は合格までに相当苦労しました。
学生時代に2科目もっていたのに
合格に14年かかりました。
その経験考えると
なるべく就職前にたくさん合格すべきということになります。
早く合格した方が色々と道は開けるわけです。
なかなか合格せず実務経験を積んでいくことも
悪いわけではありませんが、
やっぱり4科目合格と資格をもっているのでは全然違います。
独立するのも、税理士法人で社員になるのも
資格を持っていないとできないことです。
長い受験時代を過ごした私としては
みなさん試験は大変ですが
途中で心折れそうになってもそこは踏みとどまって
なんとか早めに決着つけましょう。
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【きょうのひとこと日記】
午前はNPO法人さんの資料を作成。
午後はクラウド会計への移行の提案。
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