確定申告は電子申告でしてますか?
それとも紙で提出してますか?
私はほとんど電子申告で行なっています。
今年の申告は電子申告でも、紙で提出でも、税額に変わりはありませんが、
来年からは税額に違いが出そうですよ。
Contents
いつから始まった?電子申告
電子申告は、
正式には、
国税電子申告・納税システム(e-tax)
といいます。
平成16年2月名古屋国税局管内の納税者を対象に始まりました。
この頃はすでに、
私は会計事務所で働いていましたが、
最初は全然普及する感じがありませんでした。
紙で提出するのが当たり前で、
私もアシスタント時代は、
確定申告書の提出を、
沢山の税務署宛の封筒をつくって郵送してました。
今でこそ当たり前に電子申告をしてますが、
当時は、
電子申告って本当にちゃんと届いてるの?とか
地方税の申告が対応してない地域があったりとか
なかなか普及しなかった印象があります。
税務署の方が、
電子申告・電子納税をよろしくお願いしますって、
会うとよく話してました。
電子申告の割合ってどれくらいでしょう
毎年8月に国税庁から、
e-taxの割合などの発表があります。
所得税の申告で、53.5%
法人税の申告で、79.3%
法人税は会計事務所が申告する事が多いでしょうから、
所得税より割合が高いですね。
個人の申告ですと、
手書きで書いて、そのまま提出するという方は、当然沢山いるかと思います。
医療費控除だけとか、
住宅ローン控除の初年度とか(初年度だけは確定申告が必要)、
そういう方ですと、紙に書いて提出する方も多いと思います。
ICT活用率というものも発表されています。
所得税確定申告で77.0%となっています。
ICT活用率は注意書きに、
『所得税確定申告の総申告件数のうち自宅でインターネット環境を利用して
確定申告書を作成した件数(書面提出を含む)の占める割合をいう』
とあります。
ネット環境を利用して確定申告書を作成した人が77.0%。
国税庁のHPにある確定申告作成ページなどを活用して提出すると、
これに含まれることになります。
国税庁の確定申告作成ページは色々な状況に対応していますし、
分かりやすいので、自分で申告書を作成する方は是非活用してくださいね。
外国税額控除とかにも対応していますので、なかなかすごいですよ。
電子申告と紙での申告の税金の違いはあるの?
最初にも書きましたが、
今は特にありません。
しかし、
今発表されている税制改正案では、
所得税の青色申告特別控除が、
65万円→55万円に引き下げるとなっています。
これを電子申告していると、+10万円できて、
結果的に65万円(今の同じ)になるとされています。
10万円変わると、税率が33%の方ですと、
税金が3万3千円変わります。
電子申告していないと、3万3千円税金が増えることになります。
青色申告控除の話なので、
個人事業や、個人で不動産賃貸業を営んでいる方に影響がでてきます。
税制改正案についてはこちら→税制改正大綱が発表されましたね。
最後に
あんなに最初は普及しなかっe-taxが、
今ではもう当たり前の時代になりました。
クラウド会計もどんどん進化していきます。
会計事務所の提供する価値もどんどん変わっていきますね。
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【きょうのひとこと日記】
今日は少し寒かったですね。
寒いとラーメンが食べたくなります。
寒くなくても食べたくなりますが。
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